Bloodywood Return Of The Singh Japan Tour ’25 @ Toyosu PIT 2025/05/08

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こちらのエントリー、書いている途中でメインPCの調子が悪くなってしまってOS再インストールからの環境再構築をやっていた関係で公開が遅くなってしまいました。

けっこう前から注目していたインドのヘヴィメタルバンドBloodywoodのライブをようやく観ることができました。サウンド的にはSepultura meets Linkin Parkみたなバンドです。トライバルなリズムが心地よいヒンディー語メタルです。

初来日がフジロックだったことは今思うとメタルを聴く層以外にもアピールできてとてもよい日本デビューだったように思います。だからこそ豊洲PITみたいな大きいハコでもかなり人入ってましたし、広い客層を集められたんじゃないかと(楽曲が良いことは言うまでもないんですが、それだけでは売れないのが難しい)。

ライブハウスはどこで聴くかで音の良さがだいぶ変わっちゃって、いい音で聴きたいならPAブースになるべく近いところで聴くのが正解だと思っております。でもスタジオ盤たくさん聴いて楽曲を理解しているアーティストであれば、サウンドよりも臨場感優先で立ち位置決めちゃいます。

そんなわけで今回は2つ目の柵前中央あたりで陣取っておりました(整理番号との兼ね合いでとれたベストポジションだったと思う)。真後ろで頻繁にモッシュが発生していてたまに吹っ飛ばされたりしましたけど、それもまた楽しい(私はピットに入ったりはしないですが……モッシュが発生する会場の雰囲気は好きなんですけど、ピットに入るよりも演奏を楽しみたいので……でもやっぱりモッシュとかクラウドサーフとかはエクストリームな音楽の醍醐味の一つだと思っております)。

場所で音は変わるのであくまで私のいた場所での感想ですが、もうすこしギターの音欲しかったな、ってのはあります。でも演奏はタイトで、ドラムとドール(インドの太鼓)のビートがとても気持ち良かったです。

1stと2ndの楽曲を交互に披露するセットリストは、ヘヴィだけど底抜けに明るいサウンドが終始気持ちよくて、その中でAajやJee Veereyで聴けるフルートの素朴な響きが良いコントラストになっていて、曲数は少ないですが実に濃密なパフォーマンスでした。

Machi BhasadではギターのKaranとドールのSarthakがフロアに降りてきて(なんか後ろが騒がしいなと振り向いたら2人がいてびっくりしました)、目の前でパフォーマンスしてくれたのが熱かった。あれを目の前で観れただけで今回の場所取り大勝利でしたね。

大好きなGaddaarがアンコール曲だったのも嬉しかったです。人によって当然フェイバリットソングは変わると思うんですが、そのうえで最後の最後に一番好きな曲が聴ける嬉しさ。

そしてあっという間に終わってしまった濃密なショウの最後に、ギターのKaranがステージの上でボーカルのSister(お姉さんなのか妹さんなのかはわかりませんが)にプロポーズをするというサプライズ。答えはYesでもはや映画のワンシーンのような大団円。ボリウッド映画かよっていう幕引きまで素晴らしいライブでした。人生においてとても大切な場所に日本を選んでくれたことが嬉しいですよね。これだからどんなにチケットが高くなってもライブ会場に足を運ぶのをやめられないんですよね。


Setlist:
01. Dana Dan
02. Nu Delhi
03. Aaj
04. Tadka
05. Jee Veerey
06. Bekhauf
07. Machi Bhasad
08. Halla Bol
09. Gaddaar

Posted by die