THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS UNIT LIVE TOUR ConnecTrip! TOKYO
写真は東京公演の翌日、なぜかとても食べたくなって食べに行ったカレーです。
幸運なことに夜公演のチケットをゲットすることができたので、当日は昼公演を配信で観てから台場に行こう・・・なんて考えていたのですが、同日に花火大会があって混みそうだったので早めに移動。結果から考えると配信で銀河図書館を観ずに新鮮な気持ちで夜を迎えられたので良い選択だったなと。
そんなわけで今回もせっかく現地参加させていただいたので夜公演について全曲感想を書かせていただきました。
密かに1曲目はお願い!シンデレラなんじゃないかと予測していたんですよね。東京公演でOTAHEN アンセムをやることは約束されていたわけで、そうであれば対比としておねシンもやるんじゃないかという理屈です。Come to youのイントロが流れてきたときはちょっと混乱はしましたが、本来ツアーラストとして計画されていた東京公演の1曲目として考えると順当ですよね。キャストがステージに均等に並ぶんじゃなく、ユニット毎に集まった感じの立ち位置でパフォーマンスしているのが良かった。私の場合ステージ右寄りにいたので目の前が#UNICUSだったのですが、また3人が揃ってパフォーマンスしている姿を間近で観れて、1曲目からとても感慨深い気持ちになりました。いろいろありましたからね。そして、この曲から始まることによって福岡公演の続きが始まった、みたいな感覚にもなりました(つい2週間前のことでしたし)。
2曲目は待望のコールができるOTAHEN アンセム。地下アイドルの文化には明るくないですが、あの界隈のエッセンスを取り入れて作られただろうこの曲をライブハウスで聴ける(叫べる)のは良いものです。星希成奏さんのテンションの高いパフォーマンスが本当に楽しかったですし、コールの怒号はとにかく気持ち良かったです。2000人のオタクがオタクソロを歌う様は究極の参加型エンタテインメントだったように思います。2000人のソロってなんだよ(笑)。私はコールを覚えるために昼間はお台場でお散歩しながらずっとOTAHEN聴いてました。この曲はこれまでのいきさつもありもっと湿っぽくなるかな?なんて思ってもいたんですが、実際にはそうはならず嵐のように過ぎ去っていきました。多分みんな同じ気持ちであの会場に行って、声を張り上げてたんだと思うんですよね。あれが俺たちなりの「おかえりなさい」だったわけで、楽しくやるのが正解でしょ。
3曲目の熱血乙女Aは赤﨑千夏さんがあまりにも日野茜でしたよね。ちょっとしたニュアンスが本当に慣れ親しんだあのキャラクターなんですよね。OTAHEN アンセムの直後に聴くととてもシンプルな楽曲ではありますが、それを楽しく聴かせるのは赤﨑さんの表現力によるところが大きいと思います。ラストの「レッツゴー!」が聴いててとても心地よかったなー。ほかの初期曲たちもそうなんですが、演者さんの脂の乗ったパフォーマンスは長く続いてきたコンテンツだからこその魅力ですよね。
4曲目のトキメキは赤くて甘い、はとってもフレッシュなパフォーマンスでした。とはいえ梅澤めぐさん、確実にパフォーマンスのレベルが上がってきてますよね。昨年のSoL公演でも随分堂々とした立ち居振る舞いをするようになったなーなんで感じたところではあるんですが、単純に慣れただけじゃなくて、すごく自然というか楽しそうに歌ったり踊ったりしていて、今回そこがとても魅力的だったんですよね。この曲は楽曲のアレンジはとても王道のアイドルソングですが、辻野あかりというキャラクターの性格と山形リンゴのサブリミナル風な囁きのエッセンスによってOTAHENとは全く違った方向にトンガっている楽曲だったりもするわけです。そういう楽曲をパフォーマンスとしてはどストレートに演じているところが、本当に良かったです。
5曲目のスパイスパラダイスは、なんといってもやはり3人が揃っていることが嬉しかったですね。トロピカル公演の異色のスパイスパラダイスもMOIW2023の混声メドレーも楽しかったですが、オリジナルの3人の歌声はホント実家のような安心感があるといいますか。この曲の場合特に赤﨑さんの声がすごく重要だと思うんですが、他2人に比べるとライブ参加率が低いので今回のユニットツアーというお題目でポジティブパッションが選ばれて本当に良かったと思います。この曲もシンデレラガールズにとって結構大事だと思うんですよね。一番最初は青空エールになるんでしょうが、その後の様々なコラボはやはりこの曲が面白かったからっていう側面が絶対にあると思っています。そして聴いたら絶対カレーが食べたくなります(笑)。
6曲目の初夢をあなたとで空気変わりましたよね。私はなんとなくポジティブパッションのMCまでは福岡公演と地続きだったように感じていたんですよね。そんなインドというかカオスな空気をここで一変させてジャパンに帰ってきた、そういうパフォーマンスでした。またSoL公演の話に触れちゃうんですが森下来奈さんの歌う強めの曲、かっこいい曲でのパフォーマンスがとても魅力的だったので、もっとそういう曲を聴きたい、なんて結構思っていたんですよね。ただそれは鷹富士茄子さんの本来のキャラクターがあってのギャップのところの魅力。この楽曲を聴いて思ったのは、森下さんが本当にこのキャラクターにふさわしい演者さんだなってところなんですよね。ビジュアル面含めて本当に良い人選に思います。笑顔が非常に茄子さんっぽいんだよな。
7曲目のお散歩カメラは#cg_ootd公演の記憶が強いんですが、久しぶりに金子有希さんの一人歌唱ってところが良かったですよね。出てきたときに「近いね」って言ってたけど、あのトイカメラがちゃんと視認できる距離感ってのがとても良かった。本当にお散歩するようにステージを移動していく見せ方も曲にマッチしていて。金子さんのパフォーマンスは激しいダンスの曲でも指先まで意識してコントロールしているような所作にいつも魅力を感じているんですが、ゆるふわステージングも良いですね。動きが少ない方が見せ方難しいところもあると思うんですが、実に自然に演じていて、演じる高森藍子ちゃんの個性?である時間感覚をバグらせる感じを表現していたように思います。
8曲目の銀河図書館はイントロが流れた瞬間の客席の声がまず印象に残りました。静かなイントロなので大歓声にはならないんですが、周りからいろいろな声が聞こえてきて本当に待ち望まれていた曲というのが伝わってきたんですよね。M・A・Oさんのパフォーマンスは所作がとても綺麗でした。曲と衣装の相性も良かったですし、あの声での歌唱難しいと思うんですが安定していました。そしてなにより終盤の語りが本当に素敵でした。だんだん音数が少なくなっていって、最後はピアノと語りだけになるアレンジが本当に好きです。終始楽しそうに演じているM・A・Oさんも印象的だったな。歌のパフォーマンスというよりも劇に近かったですよね。本当に、素敵な物語をありがとうございました。
9曲目のダンス・ダンス・ダンスは厳密にはシンデレラガールズの楽曲ではないので、またシンデレラガールズのライブで演じられるとは思っていなかったので驚いたんですが、それ以上に感じたのが富田美憂さんの声と歌唱があまりにもハマっていたこと。もともと自分の曲だった?って感じさせる、富田さん本当に歌うまいですよね。森下さんが歌う意外な選曲ってのはいつもついつい期待しちゃうところなのでそれもまた楽しめました。そこまでは何となく「知ってた」ところなんですが、そこに混ざる梅澤さんの声がまたなかなかに心地よくて。これメンバー先に決まって後から選曲したと思うんですが、もし仮に3人の声の組み合わせを考慮しての選曲だったのであればセンス凄えなと思います。違う気もするけど。
10曲目のミツボシ☆☆★は配信だとわからないんですが、現地だと証明落としてもうっすらとステージは見えるので・・・原紗友里さんがステージ中央に立って片腕を上げた時点で大声援が上がって、一刻遅れてイントロが流れるのが凄い良かった。こういう瞬間がライブの醍醐味の一つだと思うんですよ。そして原さんも本当に歌がうまい(そして皆がそれを知ってるから先ほどの大声援になるわけです)。さらには煽り方もうまくて貫禄を感じましたね。「鳴り響く歓声」のところは鳥肌立ちました。こういうのが観たくて私はライブ会場に足を運ぶんです。
11曲目の#HE4DSHOTもソロのトリにふさわしいパフォーマンスでしたよね。この曲を歌いこなせるのいつも感服なんですが、最初からクオリティ高かったのにいつも前回を超えてきますよね。声を出し始めてから止めるところまできっちりコントロールしながらライブでもダサくならないで歌いきるの本当に凄い。あとこれは伝わるかわかりませんが、2番サビ後の間奏パート手前のオケの治安悪い感じの音あるじゃないですか?あれがスピーカーから大音量から流れてくるの、良いですよね。
12曲目の流星浪漫は、デレステのコミュを読むとなぜサプライズにしなかったのかがよくわかる曲ですよね。アイドルマスターのライブ自体が現実には存在しない誰かを演じる舞台ではあるんですが、その中で好んでキャラクター達に劇中劇をやらせようとするから複雑。最初聴いた時はこの二人のキャラクターにラブソング?って思ったんですがコミュを、そして二人の舞台(ステージ)を観るとこの二人だからこそのこの歌詞になっただろうところが伝わってきて、制作陣とキャストのコンテンツへの愛の深さを感じます。楽曲のハイライトの語りパート、だんだんと二人の声が重なっていくところもコミュ読んだ後だと刺さりますよね。一つだけ失敗したなと思っていることがありまして・・・この曲はライブ前にフルバージョンであるM@STER VERSIONがダウンロード販売されたのですが、聴かないでライブ参加した方がパフォーマンスを堪能できた気がしています。
13曲目の情熱ファンファンファーレは、ポジティブパッションの3人の立ち位置が入れ替わっていて、現地参加勢にはそれが嬉しかったですね。私の場所からはこの曲では金子さんが近かったんですが、配信では映ってないところも含めてダンスが完成されてて素晴らしかったです。それから。大阪で観たTriad Primusでも似た感想を書いたかもしれませんが、1回のライブで同じユニットの曲が2回披露されるってシンデレラガールズにおいては特別なことで、それによって見えてくる歴史みたいなものが感じられてとても良かったです。TPの歌はぶつかり合いって感じですけど、ポジパの歌は自由って感じがして。
14曲目のUNIQU3 VOICES!!!は初公開の時の衝撃(あれも#cg_ootd公演でしたね)が強かった曲ですが、今回あらためて聴いて思ったのが、本当にチーム間が強くなってて。AメロBメロとほとんどソロとして展開させていく曲ではあるのですが、合いの手の入れ方とかがとても自然になっていて。アドリブ感強いパフォーマンスではありましたが、もっと根っこのところでチームだなって感じさせる良いパフォーマンスでした。3人とも本当に楽しそうに演じていて、その楽しさが自然と伝わってきました。富田さんとかちょっと歌いながら笑っちゃってましたよね。このBLOGにおいてこれまで「エモい」を極力使わないで書いてきましたが、この曲に関してはあえて「エモい」パフォーマンスだったと書かせていただきたい。「エモーショナルだった」ではなく「エモかった」。多分伝わらないと思います。
15曲目のお願い!シンデレラは、やはりこの曲で終わるのは安心感がありますよね。フリースタイルではなく、ちゃんとおねシンのダンスだったのが良いですよね。OTAHENを歌っていた星希さんがこの曲を歌っているのを聴きながら、これもちょっと期待してたので観れて良かったなと思いました。
ライブ後会場から出ると花火が見えました。ライブを観終わったあとのちょっと呆けた状態で、しばらく見続けてしまいました。
Setlist:
01: Come to you (赤﨑千夏/原紗友里/金子有希/森下来奈/M・A・O/富田美憂/梅澤めぐ/星希成奏)
02: OTAHEN アンセム(星希成奏)
03: 熱血乙女A(赤﨑千夏)
04: トキメキは赤くて甘い(梅澤めぐ)
05: スパイスパラダイス(金子有希/赤﨑千夏/原紗友里)
06: 初夢をあなたと(森下来奈)
07: お散歩カメラ(金子有希)
08: 銀河図書館(M・A・O)
09: ダンス・ダンス・ダンス(富田美憂/森下来奈/梅澤めぐ)
10: ミツボシ☆☆★(原紗友里)
11: HE4DSHOT(富田美憂)
12: 流星浪漫(森下来奈/M・A・O)
13: 情熱ファンファンファーレ(赤﨑千夏/原紗友里/金子有希)
14: UNIQU3 VOICES!!!(富田美憂/梅澤めぐ/星希成奏)
15: お願い!シンデレラ(赤﨑千夏/原紗友里/金子有希/森下来奈/M・A・O/富田美憂/梅澤めぐ/星希成奏)