TONERICO@初台DOORS
6/21(金)にヴァイオリンユニットTONERICOのアルバムリリース記念ライブを観ました。感想エントリーを途中まで書きつつちょっと公開する前に時間が経っちゃったな・・・なんて思いもあるのですが、良いライブだったので一応感想を残しておきたいなと。
きっかけはUnlucky MorpheusのJillさんのユニットということでとりあえずアルバムを買ってみようと。あんきもの音楽において彼女のヴァイオリンはかなり重要なファクターと感じていましたので。TONERICOを聴いてみると音楽としてはヴァイオリンが主役のインストですがギター、ベース、ドラムの音が聞こえるバンド編成で、楽曲としてもメロディがわかりやすいキャッチーなものでした。
ライブで聴いてみるとバックバンドの音がアルバムよりもヘヴィ寄りでヴァイオリンのお二人もテンションの高い演奏を聴かせてくれて、インストバンドということを感じさせないとても楽しいライブでした。アルバムではなにげなく聴いていたフレーズが、実は二人で交互に弾いていたり(相方でカウンター的なフレーズ、たとえばピチカートとかを入れているのが印象深かったです)、リフに近い旋律はユニゾンで厚みを出したりCDだけでは気付かないファクターにいろいろ気付かせていただきました。
楽曲としても例えばThe Winged Archerなんかは私の好みから考えるとちょっとキャッチーに寄りすぎている気がしていて、正直アルバムではあまり聴いていなかった曲だったりしますが、ライブで聴く大きく印象が変わりました。わかりやすいって大事な要素ですよね。
また2曲星野沙織さんのユニットsoLiの曲が演奏されて、知らない曲をライブで聴くのが大好きな私としてはおおいに楽しめましたし、特にThe Towerはかなり好みの楽曲でとても惹かれるものがありました。
アルバムでは一番好きな曲はThe Gate of Valhallaで、ライブでも本当に素敵な演奏でしたが、あわせてアンコールでも再度披露してくれたJinXnijもとても良い曲だな、と改めて感じました。Chateau des trompe-l’oeilも良かったな。
あとすごく印象に残っているのが、1曲ダウンチューニングの曲があって(どの曲だか忘れちゃいました・・・)ヴァイオリン変えるのかな・・・なんて思っていたら星野さんがその場でチューニング直して同じヴァイオリンで演奏していて。あれがなんか無性に格好良かった。
MCでアルバムの売り上げがもうじき2000枚に届く、インストものではなかなかそこまでいかない、みたいな話があってそれもまたリアルだなと。本当に楽しいライブだったので、8月のsoLi×TONERICOのチケットも買ってしまいました。今からどんなライブになるか楽しみです。
Setlist:
01: 十六夜-IZAYOI-
02: Gate of the Valhalla
03: Absolute Terror
04: Claws in the Mist
05: Afterburn
06: jinXnij
07: Jambo Jamboree
08: The Tower
09: Chateau des trompe-l’oeil
10: The Winged Archer
11: Yggdrasill
12: Waltzing Hinge
EN: jinXnij