2025年3月に再生回数が多かった10曲
前回のエントリーはこちら。3月にMac mini(とiPhone)のミュージックライブラリのうち再生が多かった曲をMVへのリンク等とともに紹介していきます。
1位 Crucifix X / Ave Mujica
再生回数は71回。ずいぶん聴いたな。先週でテレビアニメの放送も終わってしまったところ(でも続編あるようで嬉しい)ですが、アニメ中で初披露されたこの曲は本当によく聴きました。たぶん若い頃の私だったら「自分たちで作った曲を演奏してるわけじゃないじゃん」で聴かなかった気もするAve Mujicaですが、最近はもう楽曲が好きならなんでもありと思っております。なんなら自分たちで曲を作ることによるエゴのようなものが全くないところにAve Mujicaの良さの一端はある気がしています。アニメの内容に関しては、最終話がほぼ演奏シーンだけで終わってしまったところに若干の不満もあるのですが(新規に披露された曲はどれも良くてアルバムが楽しみです……ただバンドもののアニメなのにドロドロの人間ドラマやってるのが面白かったので……)、この曲が披露された10話に関しては演奏シーンを見せながらその中で物語が進んでいく表現が本当に素敵でした。あとはこの曲、終わり方が良くて、それがついついリピートしてしまう大きな原因だと思います。「顔のないマリア」の歌い方が最高に好き。ドロリス役の佐々木李子さんのVo本当にいつも素敵です。
2位 Shadows Of A World Painted Red / Disarmonia Mundi
再生回数は54回。ムンディ10年ぶりの新譜です。ライブ活動は期待できないプロジェクト的なバンドですが、また新譜作ってくれて本当に嬉しい。そんな新譜の中でも一番聴いたこの曲は、歌のバックのリードギターのフレーズが印象的で好きなんですよね。それを少しずつ発展させてソロに繋げていく……という展開が本当に良くて。
3位 Adrift Among Insignificant Strangers / Disarmonia Mundi
再生回数は50回。アルバムのリーダートラックとなっているこの曲は、歌い始めたところからのギターの刻み、ブリッジでのリードギターと彼ららしさに満ちた音像で、あの時期のSoilworkっぽさ(原因の一つはアルバム全体でゲスト参加しているSoilworkのBjörn “Speed" Stridの声だったりするわけですが)が心地よい。過剰なオーバーダブもスタジオ作品で戦う彼らならではの、Soilworkっぽさからの進化だと私は感じております。アルバム通して聴くとちょっと重くもあるけど、この音の洪水感すき。
4位 Cathode Ray Sunshine / Dark Tranquillity
再生回数は39回。10年ぶりの来日公演が本当に良かったこともあり、3月はけっこう彼らの曲を聴きましたね。リンク先のエントリーではこの曲には触れてはいないのですが(誰もが口をそろえて名曲と呼ぶこの曲がいいのは当たり前として、みたいな脳内補正がありあのエントリーになっております……もう少し書いた後寝かせた方がいいのかもしれませんね)、所謂メロデス(Melodic Death Metal)において、ライブにおいてオーディエンスがリードギターに合わせてフレーズを合唱する曲というのは、それだけファンに愛されている証。好きなんですよね歌ではなくギターフレーズの合唱。本当に感動的なパフォーマンスでした。
5位 Illuminate The Path / Arch Enemy
再生回数は35回。Arch Enemyの新譜は前作に比べるとちょっと惜しいなって思うところもあるのですが、その中でこの曲はアリッサのクリーンVoが印象的。シングルカットされた4曲の方が好きではあるんですが、それ以外の曲としてこの曲を良く聴いたのは歌ですよね。BURRN!誌のインタビューでマイケルが語っていたのですが、この曲はレコーディングで結構アリッサが変えた曲らしく、それがアルバムの中でのこの存在感になったんだろうなーと思います。そもそもマイケルとしてはグロウルしてこそのArch Enemyって感じで、そういった意味では他の曲でのアリッサの表現の方が、聴きどころになるべきだったんだろうなー、なんて思いも。グロウルの範疇で音程感持たせる表現とか好きです。
6位 The Pendulum / Arch Enemy
再生回数は33回。曲順的にIlluminate The Pathの再生回数が若干多かったですが、曲としてはよりこちらの方が好き。こちらもBURRN!誌のインタビューで、あまりにもStratovariusのBlack Diamondっぽくなってしまったので少し変えたというマイケルの話がありましたが、先にあれを読んでいたので逆に変な先入観を作らずに済みました(笑)。とにかくまずは曲が良いんですが(コーラスのBlack Diamond感激マシのツーバスとか素直に好き!すごく曲に合ってる)、それだけでなくアリッサのグロウルの塩梅がとても良いんですよね。
マイケルは本当はアルバムとして聴いて欲しい思いが強いらしく、大量シングルカットは本意ではないようです。今回は先にハイライトをシングルカットしすぎたんじゃないかな……たぶんいきなりアルバムとして聴いていたら印象変わったんだろうな……と思ってしまいます。DeceiversアルバムはIn The Eye Of The StormとかSunset Over The Empireとかによるところが大きく、ハイライトの先出し感をそこまで感じなかったんですけどね。ただ今のサブスク中心の状況ではビジネス的にはああするしかないんでしょうね。サブスクが悪いというよりも、サブスクのビジネスモデルが悪いと思う私であります。配信で音楽が聴けるようになったメリットもあって、物理音源が出回ってる時に買わないと、後から知っても聴くのが難しい音楽とかは救われているようにも思うので、本当にサブスクのビジネスモデルがなあ……。
7位 The Dormant Stranger / Disarmonia Mundi
再生回数は31回。こちらは表題曲ですね。この曲は何と言ってもコーラス(サビ)の歌。一回静かになるところも好き。ギターリフとかリードギターとかも……ってムンディの曲を私が表現するとそればっかになってしまうな(笑)。
7位 Sheer Nothing / Disarmonia Mundi
こちらも再生回数は31回。この曲はなんといってもギターソロ!アルペジオをバックにしたフレーズからのハモリフレーズがとても素敵。アルバム後半に欲しい雰囲気はこれですよね。あとは以下同文(笑)。
9位 Phantom Days / Dark Tranquillity
再生回数は28回。スタジオ版でも本当に好きな曲だったのですが、ライブで聴いてより好きになった曲。ヴァースのギターの雰囲気が本当に好きです。メンバーが交換されていたりするIn Flamesと比較されがちな彼らですし、メロデスというジャンルのオリジネイターの一つでもあるところがそうさせているんだと思うんですが、結構エレクトロ系というかニューウェーブ系というか、そちらからの影響も大きいと思うんですよね。Forward Momentumを聴いた時にめちゃくちゃハマったのも、普段私が聴いていないそちらからの影響に強く惹かれたように思います。そんな音像の上でメロディがまた素敵なんですよねぇ。私としては浪漫を感じる音楽です。
10位 Forward Momentum / Dark Tranquillity
再生回数は27回。この曲もライブで聴けて感動したなあ。ミカエルのVoの押しと引きの塩梅が本当によい。この荒涼とした雰囲気が大好きです(SentencedのCross My Heart And Hope To Dieに通ずるものがある……あちらも冬になると聴きたくなる名曲です)。ギターソロも美しい。というかこの曲のギターが本当に美しくて、試しにコピーしてみようと思ったんですが私には全然この雰囲気が出せませんでした(笑)。ギター練習しょ……。