THE IDOLM@STER SHINY COLORS 7th LIVE TOUR 螺旋 -Halo around- “The origin on the axes” DAY2

live

バンド演奏ありのライブであることが公表されたことで興味を持ち、シャイニーカラーズのライブにはじめて現地参戦して参りました。

Slipknotのファンが自分たちのことをMaggotsと呼ぶように。LUNA SEAのファンが自分たちのことをSLAVEと呼ぶように。アイドルマスターのファンは自分たちのことをP(プロデューサー)と呼びます。私はシンデレラガールズのPを自認しておりますが、シャイニーカラーズに関しては自分のことをPではなくファンだと思っています。なぜか……シャニマスのゲームは2タイトルあって、どちらもローンチとともに遊び始めた私なんですが、合わなくて続かなかったんですよね。でもユニットとして楽曲を作っていくコンセプトには惹かれておりまして、楽曲だけはチェックし続けて今日に至っております。

そういう特殊な人の感想という前提で読んでいただければと思います。シンデレラガールズのライブレポートと同様、刺さった曲について語らせていただきます。おそらくはツアーを通して語られてきたであろうバックストーリーは最終日だけで理解できるはずもなく、そこは雰囲気だけ楽しみました(OPのダンサーさんのパフォーマンスが壮大で格好良かったです)。

まずは3曲目のPioneer Impactについて。アラブの風を感じるフレーバーが好きな楽曲です(チュニジア出身のMyrathってバンドがあるんですが、この曲にかかわった人達にMyrathを意識したか否かを聴いてみたい……歌メロこそ日本人が作るメロディですが)。素敵な特殊イントロを皮切りに、それぞれのユニットが個性をぶつけ合っているかのような歌唱が印象に残っております。

続いて4曲目のとある英雄たちの物語。プログレ的とも言える楽曲ですが、サビのフレーズが印象的でコールするのも楽しかったです。アンティーカは最初に好きになったユニットでメタルであること以上にゴシックであることに惹かれているんですが、こういうエピカルな楽曲も良いですよね。ユニットでパフォーマンスするコンセプトだからこその強い一体感、キャストの皆さんがそれぞれの役割をこなすパフォーマンスはステージ上にそれぞれのキャラクターが立っているかのような存在感で、まさにこれが私がアイドルマスターに求めるステージだな、って。

8曲目のVOY@GERも良かったです。全ブランド合同の楽曲なので先日シンデレラの福岡公演でも聴いたばかりの曲ですが、まさかのバンド演奏がとても新鮮でした。なんだかんだ、この日聴いた曲の中で一番細部までアレンジを記憶している曲なんだなって改めて感じて、だからこそバンドアレンジを存分に楽しませていただきました。シャニチームのオリジナル歌唱メンバーというのも嬉しかったな。

13曲目のリフレインブレインもとても好きなパフォーマンスでした。円環シリーズの楽曲の中でも個人的には一番良い組み合わせと感じていたアルストロメリア×コメティックですが、楽曲の良さだけでなく、3人ユニット×2のフォーメーションがとても素敵で。アルストロメリアの魅力は可愛らしいけれど毒を含んだ歌詞、コメティックの魅力は尖ってる個性に隠したキュートさだと思っていまして。実にケミストリーを感じるパフォーマンスでした。あと川口莉奈さんのパフォーマンスが癖に刺さる。がなったり擦れた歌い方だったり、あれを演技でやってるところが凄い。

19曲目のForbidden Paradiseも良かったな。治安悪い感じのK-POPフレイバーにシンプルなギターリフ、アクセントのオルガンの世界観が楽曲としても大好きな曲なんですが、二人の歌がまたとても聴いていて気持ち良くて。ライブ序盤のバンドの演奏は生演奏ならではの緊迫感を持ち込みながら主役が誰かをしっかり心得ているプロの演奏だなって思っていたんですが、後半に向けてテンション上げてくるのが気持ち良くて。

続く20曲目の乱舞るは、シャニ楽曲だいたい聴いているつもりだったのにOPに続いて知らない楽曲が来た……なんて思ってたんですが、この日初披露だったみたいですね。楽曲の好みとして放クラ曲で過去イチ好きです。放クラの魅力のお祭り感はライブで真価を発揮するところだと思うんですが、エッジのあるバンド演奏と相まって放クラの新しい魅力を教えてもらったなと。この曲はやく音源も欲しいですね。

21曲目のAnother Rampageも良かったですね。ストレイライトのパフォーマンスは遠くから見ててもわかる大きい動き(あとキックの打点の高さも)が魅力的で。バンド演奏によるいつものデジタル感よりもグルーヴ感が強いのも楽しくて。シャニのヘヴィサイドの楽曲の好みとしてはストレイよりもアンティーカかコメティックって私ですが、彼女らのパフォーマンスはその好みを無視して刺さってくる力強さがあります。すごい楽しかった。

23曲目のHeads or Tails?、この曲こんないい曲だったんだってなりました。この曲も川口さんのパフォーマンスが刺さったなー。サビ手前のフレーズとか痺れた。サビの人生なんてリアルなごっこ遊び、って歌詞も印象的ですね。そしてCメロからラストへの畳みかけがほんと格好良くて。

意外な楽曲も交えつつ、初のバンド演奏というフックで私みたいなシャニ初心者を巻き込むにはとても良いセットリストだったように思います。とおもったらユニットシャッフルっていうシャイニーカラーズのアイデンティティをぶっ壊すようなネタでライブが終わったため、ここからどこに行こうとしているのか、今後も観測が必要だなーと感じております。いやー楽しかった。このライブが発現地でよかったな、って思っております。


Setlist:
01. Borderline
02. Fashionable
03. Pioneer Impact
04. とある英雄たちの物語
05. 快盗Vを見逃すな
06. 迅雷鉄火
07. Cyber Parkour
08. VOY@GER
09. Secret utopIA
10. FUTURITY SMILE
11. GOTHCA
12. VERY BERRY LOVE
13. リフレインブレイン
14. 泥濘鳴鳴
15. Reflection
16. Sparkle
17. FELICE
18. THE LAST PRIDE
19. Forbidden Paradise
20. 乱舞る
21. Another Rampage
22. mellow mellow
23. Heads or Tails?
24. 未来へのSign
25. Shower of light
26. 虹の行方
27. Resonance+
28. Migratory Echoes

Posted by die