THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS STARLIGHT FANTASY DAY1

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なかなかライブ後すぐにレポートが書けません。最近の配信ありライブはアーカイブを観ることができるために記憶補完のためにアーカイブを観はじめると結局集中して観てしまうんですよね。遅くなりましたが(いつも遅い……)今回は横浜Kアリーナで行われた9周年ライブのレポートです!

Kアリーナは音響が良いって評判だったので楽しみだったんですよね。帰りの導線がひどいのも話題になってますけど(笑)。

私がシンデレラガールズのライブに足を運ぶようになったのはデレステ3周年のSS3A公演からで、もう6年もこのコンテンツを追っているんですね。結果飽きるどころか、曲への理解が増したことにより、何なら今の方がライブを楽しめている気がします。今回の公演も全曲見どころ聴きどころがあっていくらでも感想を書けてしまうところがあるんですが、そうするといつまでたってもエントリーが公開できないので、特に印象深かったパフォーマンスに絞って書かせていただきます。

まず書いておきたいのが6曲目の「スバル」。いつもライブで聴いて印象変わって好きになる曲ってあるんですが、今回はこれ。いつかシンデレラバンドの演奏で聴きたいですね。まず触れておきたいのが「この恋の解を答えなさい」の印象的なピアノのフレーズで終わってそのままピアノのフレーズから始まるのが良かった。DAY1のこの恋~WINTER and WINDOWまでの一連のパフォーマンスは本当に大好きなんですが特にこの2曲の繋ぎ方は美しい。大木咲絵子さんは今回が初舞台なのに初登場から2曲連続で随分なスパルタだなあ……とも思いましたけど。とても爽やかな疾走感が素敵な曲ですがライブ歌唱のテンション感がとっても映えますね……特にDメロ。これを聴いてしまうともうCD音源に戻れない。

続く7曲目の「さよならアンドロメダ」も本当に好き。いろいろな意見があるとは思うのですが、私はこの曲は人数が少ない方が魅力的であると常々思っていまして、今回の4人はとても良かった(ほかにももう少し面倒臭い思い入れがあるのですがそれについてはこちらを参照……この思いは未完成の歴史に受け継ぎました)。Aメロの細かくソロで歌い繋ぐところで4人の歌の個性を聴かせつつ、その個性がサビではとてもきれいなユニゾンになるのが本当に素敵。藍原ことみさんと佐倉薫さんの歌声は親和性高いと驚きましたし、そこに重なる原涼子さんの透き通る歌声と星希成奏さんのキャラクターの味を残しつつ曲に寄せた優しい歌声が重なるととても深みのある響きになるんですよね。終盤天井を使った流れ星の演出があって、それがまた素敵でした。

9曲目の「WINTER and WINDOW」もとても良かったです。大木さんもスパルタだと思いましたが、松永あかねさんはそれ以上に過酷。ソロ曲からそのままイントロのソロ歌唱はかなりハードだったんじゃないでしょうか。とはいえこれは11代目のシンデレラガールだからこそ与えられたステージでもあるわけで、イヴ・サンタクロース担当プロデューサーの皆さんにとっては何よりのプレゼントだったのではないでしょうか。松永さんは今回が初めてとはとても思えない堂々としたパフォーマンスでしたよね。2022年から始まったStage for Cinderellaがようやくここで完結って考えるとなかなかに長い道のりでしたよね。そういった思いなんかも感じて、とても感慨深い総選挙曲披露だったように思います。曲としても王道のシンデレラガールズ楽曲で、多幸感あふれる素敵なパフォーマンスでした。

12曲目の「レッド・ソール」はイントロでまさかの選曲に驚いて、大橋彩香さんが歌い始めたのでさらに驚かされました。大橋さんは本当にパフォーマンスが安定していて凄い。他のメンバーもとても可愛らしい歌唱で、原曲の格好良い歌とは雰囲気が全く違って楽しかったですね。3組のペアダンスっていう趣向も素敵で、特に金子有希さんと藤本彩花さんのペアの身長差がとても良かったです。最近のシンデレラガールズのライブでは歌唱メンバーをオリジナルとは変えることによって曲の違った魅力を引き出すパフォーマンスが多くて、これが本当に楽しい。

16曲目の「ワタシ御伽ばなシ」も素敵でしたね。今回のライブで一番期待していた曲でもあります。本当にこの曲は雰囲気があって好きなんですよね。イントロのアラビア風のメロディのバックのコードが変わってもストリングスの音程がかわらないアレンジ(クリシェって言ってよいのかな?音楽用語の知識が足りない……間違ってたらあとで直します(笑))とかすごく好き。市ノ瀬加那さんは今回ライブ出演2回目ですが確実に前回より実力上げてきましたよね……そして声が本当に魅力的。ゲームのライラさんよりも少しだけテンションが高い感じの、でも高すぎない感じのテンション感が本当に心地よくて。そして他のメンバーも実に個性的で癖の強い歌唱が楽しかったです。サビの浮遊感ある歌メロもとても心地いい曲ですよね。アーカイブで確認して気付いたんですが高橋花林さんの視線芸が相変わらず凄い。小森結梨さんもシンデレラガールズのライブとしては今回が初なのに所作も含めてレベル高かったですよね。

17曲目の「Fin[e]〜美しき終焉〜」はサプライズ披露の新曲でしたが、さよならアンドロメダでも書いたんですが佐倉さんと藍原さんの歌声の親和性が本当に高くて、だからこそ複雑な歌メロが映える楽曲だったように思います。Dメロで佐倉さんが歌ってるメロディが特に好き。2人が違うメロディを歌う楽曲というのがまた私の好みで。シンデレラのハーモニー曲や重唱曲は技術的に凄いだろ?って聴かせるんじゃなくて表現したい音の世界が結果いろいろな曲の表現になっているところが良いんですよね。セットリストの作り方も、この曲を挟むことによってワタシ御伽ばなシとバラカストーリアの共通点もある2曲が持つ個性が際立つところがあって、今回のセットリストはいつも以上に曲順での聴かせ方が楽しかったです。

18曲目の「バラカストーリア 〜月と太陽に祝福を〜」もワタシ御伽ばなシと同じくらい期待していた曲なんですが、期待以上のパフォーマンスが見れて本当に嬉しかった。この曲もハーモニーが印象的な楽曲ですが、二人の声質の違いが心地よくてユニゾンで歌うところもまた魅力的なんですよね。太陽と月を象徴とする二人が日食の下でともに歌う、っていう世界観がまた素敵なんですよね。生田輝さんがナターリア役で本当に良かった、と思うパフォーマンスがまた一つ増えました。市ノ瀬さんも実にライラさんしていて素敵でした。SoLの「ノートの中のテラリウム」とあわせてプロデューサー以外にも観てみてほしいな、なんて思ったりもするパフォーマンスでした。

19曲目の「つぼみ」も良かった。これまたさよならアンドロメダでも感じたことなんですが、振りが少ないぶん歌唱に集中できるのか他の楽曲よりも強く歌唱が耳に残りました。今回ライブ全体を通して特に長江里加さんと関口理咲さんのパフォーマンスが印象に残っている場面が多いんですが、この曲での二人の歌唱は特に印象に残っています。だんだん人数が増える演出も素晴らしくて、2番で増えたキャストが順々に歌っていく場面がとても心地よかったです。

22曲目の「Hungry Bambi」も新鮮で良かったですよね。この曲もオリジナルと全く違う歌唱メンバーだったわけですが、やはり皆さん個性的で。特に関口さんのこの曲での歌唱は非常に良かったです。低めのトーンで冷たく歌う「Look down~」のところとか最高でした。青木瑠璃子さんと安齋由香里さんの台詞もインパクト強くて良かったですよね。同じオケなのに全く違う歌になっていましたし、実にシンデレラでした。セットリスト後半にあると本当に映える楽曲ですよねHungry Bambiは。歌で終わる終わり方がまた余韻があって素敵なんですよ。

23曲目の「Absolute NIne」はいつもの特殊イントロが信頼の始まり方で、セットリスト終盤においてはこれが大事!って感じですよね。あんまりソロ歌唱ではなく複数人でパートを分けている感じでしたが、原涼子さんと星希成奏さんの組み合わせとか良かったです(原さんはバラード系割り振られがちな気がするんですが、強い曲を楽しそうに歌う姿が良かったので、もっといろんな曲歌ってほしい)。この曲に鈴木みのりさんのチョイスも大正解と思います。

他にも語りたい曲はたくさんあるのですが、DAY1としてはこのくらいにしておこうかと思います。ちなみに帰りですが、会場出てから最初の信号までは確人が詰まってしまって多少待ちましたが、乗り入れ路線の多い横浜駅まで近く横浜駅からはスムーズに電車に乗れるのでベルーナドームとかより全然楽だぞ、という感想になります。音響は噂通り素晴らしかったので、いいハコだった……というのが率直な感想であります。

(後日セットリストも追加します。たぶん。)

Posted by die