THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 10th ANNIVERSARY M@GICAL WONDERLAND!!! DAY1
本当はもっといろいろなエントリーを書きたいんですが、シンデレラガールズのライブレポート専用ブログみたいになっております。
ついに、10周年記念公演も最終公演となってしまいました。広い会場のため今回は現地に行くことができました。
披露された全50曲、どの曲も素敵なパフォーマンスでしたが、たくさんの方がたくさん語っている中で、私は特に感想を書き連ねたい曲を中心に思いを綴っていこうと思います（絞らないと時間が足りなくて書ききれません（笑））。
まずはクレイジークレイジー。いろいろな公演で歌われた（育てられた）まさに集大成って感じのパフォーマンスでしたね。通奏低音のごとくずっと聞こえる時計の音（時計の音はシンデレラ楽曲では度々使われるモチーフではあります）が淡々と響く中「レイジー」な歌から始まって少しずつ顔を出す「クレイジー」な歌の表現が実に心地よい歌でした。藍原ことみさんの歌が今まで聴いてきた中で一番志希だった気がしますし、髙野麻美さんのラストの笑顔がまた印象的だったな。
続くTrust meも良かったです。ジョイフルデイズ+7代目シンデレラガールっていうメンバーのチョイスが良かったですよね。Linkin Parkっぽさも感じさせるヘヴィな7弦ギターのリフに乗る可愛いラップのギャップが面白い曲ですが、深川芹亜さんのキャラ憑依ラップと森下来奈さんの可愛いラップが特に印象に残っています。発火（パイロ）を見て7th大阪を思い出したのは私だけではないはず。そして深川芹亜さんはライブを積み重ねるたびに憑依度上がってますよね。いつか現地でソロ曲を聴ける日が来るのが楽しみです（来るよね？）。
ついにオリジナルメンバーが揃ったさよならアンドロメダは最高でしたね。この曲はいつもオリジナルメンバーが一人足りなかったんですが、それがまた曲のコンセプトにも通ずるものがあって個人的にはむしろ好ましいと思っていました。でも今回イントロが流れてステージに3人の姿が見えたところで拍手が沸き起こって・・・みんな（私もですが）待ってたんだなって。普段の村中知さんの歌って結構パワフルなんだけど、この曲だと優しい歌い方になるのが凄く好き。高橋花林さんは相変わらずの表現力でしたし、福原綾香さんもいつも以上に感情が歌に乗っていましたよね。4月頭のベルーナドームは正直寒かったんですが、その寒さすらも舞台装置の一つだったんじゃないかって思います。本当に神秘的な6分間でした。
それからTrancing Pulse・・・私にとって沼の入り口はこの曲だったので。ついに現地で聴けたという思いがとても強くて。幕張公演も良かったのですが私は配信での視聴だったので・・・やっぱり現地で音を浴びるのは感慨深いものがありますよね。そしてこの曲の歌メロ本当に大好きなんです。松井恵理子さんがいなかったのは残念ですが、渕上舞さんの難しいメロディなのに表情豊かな歌声と、福原綾香さんの（まさに）凛とした歌声が非常に心地よく、もうずっとこれ聴いてたいなって思っていました。ギターソロの後のパートの歌唱が特に刺さりましたね。
そしてあらかねの器は圧倒的でしたね。DAY1で一番ラスボス感があったのは圧倒的に鈴木みのりさんですよね。シンプルなライティングのみで（でも赤の使い方が印象的）歌だけで勝負って感じの演出がすべてを物語っているのですが、彼女の歌は本当に表現のダイナミックレンジが凄くて。Aメロの時点ですでに強さを感じさせるのに、サビではその上の力強さで畳みかける歌唱には鳥肌が立ちました。よほど歌に説得力がないとあの壮大なオケは背負えないと思うのですよね。私の語彙力ではうまく表現できないのですがとにかく圧巻のステージでした。
Fascinateをまた生バンドで聴けたのも嬉しいです。残念ながらベスト30には入っていませんでしたが、私が投票した曲のうちの1曲がこの曲なんですよね。本当に好きな曲です。佐倉薫さんは7th大阪の時から完成度高かったですが、関口理咲さんが凄くレベルアップしてましたね。大阪の時はバンドの音に引っ張られてあの歌い方になったんじゃないかと思うんですが、今回はきっとDrastic Melodyを歌った後の千夜ちゃんの表現だと思うんですよね・・・ずっと自信を感じる歌い方になってました。
オリジナルメンバー+αの∀NSWERも良かったですよね。Fascinateもそうなんですが、メタルの中でも実にニッチなDjentと呼ばれるジャンルを引用するのがよくあるメタル風アイドルソングとは一線を画す尖り方で、こういう自由さが私がこのコンテンツを好きな理由なんですよね。7th各公演から2名ずつというルールによってオリジナルメンバーが参加できたって感じでしょうか。∀NSWERを高橋花林さんが生バンドをバックに歌うという、7th大阪でできなかったことがここで実現されているのが熱いです。
最後に流れ星キセキ。もう一つの沼の入り口がこの曲なんですよね。私はアニメでこのコンテンツを知ってデレステで深みにはまっていった組なので、アニメの曲にはたいてい弱いのですが、特にTrancing Pulseと流れ星キセキは最初にCD買った曲というのもあって、私の中では別格なんですよね。まさかそれを生バンドで聴ける日が来るとは。バックで鳴ってるちょっとだけ歪んだギターが素敵です。間奏のツインリードも生演奏だとこれまた良いんですよね。そしてこの曲のサビのポジティブな歌メロと歌詞が実に心に沁みるんですよね。3人の声の重なり方がまた素敵で。