THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 10th ANNIVERSARY M@GICAL WONDERLAND!!! DAY2

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続いてDAY2です。この日は雨で、DAY1よりさらに寒かった。

ですがDAY2も実に熱いステージでした。でもコートを脱いだのは最終ブロックでした(笑)。

DAY2に披露されたのはDAY1と被りのない50曲。その中から、DAY2でも特に感想を書き連ねたい曲についてピックアップして書かせていただきます。

まずはEVIL LIVEについて。愛知公演のエントリーでも触れた曲ですね。残念ながら今回は金子真由美さんが不在でしたが、今回は花井美春さんがいたのが嬉しい。ちゃんとカメラのレンズ割ってましたね(笑)。2番Aメロ聴いて思ったけど、やっぱりこの声はこの曲には不可欠です。ライブでも結構上品さを残して歌うんだなー、なんて思ったりもしました。たぶんインテリタイプのEVIL。原優子さんと好対照だったな。

そしてこいかぜ。DAY2のラスボスは早見沙織さんですよね。イントロが始まって曲名がアナウンスされる前から客席は緑一色だったのが印象深かっです。DAY1の鈴木みのりさんも凄かったですが、早見沙織さんの歌唱も本当に素晴らしかったです。あの歌声をどう表現したらよいものか・・・なかなか良い言葉が出てこないのですが、誰かの言葉を借りてしまいますが円熟という表現がいちばんしっくりくる気がします。おそらく観客の前で披露した回数は多くないと思うのですが、ずっと歌い続けてきた曲を歌うような説得力がありました。後でアーカイブを見直して気付いたのですが、この日は本当に寒く、吐く息が白いんですよね。それがまた幻想的でありながら、確かにここにいるんだよ、って存在感があって。サビが終わるごとの拍手とか、2番サビの後に早見さんが手を振るのに呼応したように左右に振られるペンライトとか、シンデレラ風に言うとあの瞬間会場には魔法がかかっていたように思います。

オウムアムアに幸運をも良かったな。おそらくオリジナルメンバーで披露されることがないであろう曲のひとつですが、毎回違う足りないメンバーの影響で違う表情を楽しめると好意的な解釈をすることもできる曲です。ちょっと古いプログレッシブ・ロックを彷彿とさせる曲調は、これまたシンデレラというコンテンツの懐の深さを感じますよね。今回の3人ともオリジナルを歌っているメンバーなのもあって、今までで一番オリジナルに近いパフォーマンスだったんじゃないでしょうか。難しい曲ですが歌唱も安定してましたし、お互いの顔を見あって歌うパフォーマンスがまた印象に残っています。今回3人の衣装が個別衣装だったんですが、それでいて統一感があったのも良かった。

そして福岡公演の時もしつこく語ったTHE VILLAIN’S NIGHTですが、私は福岡ではDAY2のみ現地だったので、ついに木村珠莉さんのいるヴィランを現地で聴けたのが嬉しかったです。やっぱり「パトスとカオス」のフレーズは木村さんに歌ってほしい。ちなみに私が選んだ3曲のうちの1曲はこの曲で、本当に好きなんですよね、この曲。今回は個別衣装なのも新鮮でしたね。この曲では各メンバーが本来のキャラクターとは違った一面を表現して歌う歌唱が聴いていて楽しくて。力強く歌われるサビの歌メロが心地よいですし、2番サビの後の浮遊感のあるパートとかも雰囲気があってとても好きです。そういえばこの曲も時計の音とか「12時」とかがモチーフに使われてますね。こちらは望みがなくはないので叶うならいつかオリジナルメンバーによるステージを観てみたいですね。

Twilight Skyも良かったですね。この曲を歌う多田李衣菜というキャラクターは「ロック」にあこがれるにわかロック、っていうなかなかに高度な設定のキャラクターです。そんな彼女を演じる青木瑠璃子さんが「うまく歌うんじゃなくて、心を込めて歌うよ」って歌う落ちサビが本当に秀逸なんですよね。この曲のペンライトはアリーナ前方のみUO、落ちサビでの追い焚きはしない、それ以外は青っていう暗黙のルールがあるんですが(それによって黄昏が表現されるんですよね)、あとでアーカイブを確認したら今回も本当にきれいで。スタジオバージョンでは落ちサビのバックはクリーンギターのアルペジオなんですが、そこがピアノになっているのがまた新鮮で、雰囲気があって素敵でした。とはいえバンド披露自体は7th大阪公演でもありましたが、一人で歌ったところが今回の特別なんですよね。

バンドアレンジのTulipも新鮮でしたね。あえて言うならこの曲だけは小栢伸五さんのベースで聴きたかったかもしれない。この曲を顔で弾く小栢さんも見たかったなーと。失礼かなと思いつつ書いてしまいましたが、とはいえ兼子拓真さんのベースは安定感あって素晴らしかったです。この曲の主役はある意味あのスラップですしね。あのスラップに途中からギターで同じフレーズが被さるところが個人的に好きなポイントです。なんかスタジオ音源よりギターの主張が激しかったですけど(笑)。あと滝澤俊輔さんのピアノもだいぶ主張が激しかった。でもそれが生々しくて格好良かったですよね。バンドを背負って歌う5人の歌唱も今までの集大成って感じで、観応えばっちり聴き応えばっちりでしたね。

そしてココカラミライヘ。私としてはあえてあのイントロに触れたい・・・マーチングっぽいドラム、3連の刻みリフ、ハーモニクスっぽいもう1本のギター、絶妙なバランスのピアノ。とても荘厳で良かったです。残念ながら歴代シンデレラガール全員は集まりませんでしたが、とはいえ普段なかなかライブに参加してくれない原田ひとみさん、早見沙織さんを含むラインナップは実に豪華で、それぞれのソロ曲を意識した歌詞のソロパートなどもあり本当に特別な1曲なんですが、まさにこのタイミングで披露するにふさわしい特別なパフォーマンスでした。

最後にalways・・・ココカラミライへからの流れは6thの最終公演を思い出させる演出でしたが、58人での歌唱は本当に圧巻でしたね。個人的に好きポイントはBメロで3パターンに振りが分かれてるところですね。歌唱としては、あえて歌割りの概念が存在しないところが、この曲の特別感をうまく演出していたんじゃないでしょうか。

他にも語りたい曲はあるんですが、そろそろアーカイブも見れなくなってしまうので、このあたりで終わりたいと思います。最後に・・・こんなご時世なので、いつ誰が参加できなくなるかもわからないリスクがある中、7th公演では実現できなかった最終公演をよくぞこの規模でやってくれたと思っております。あの特別な場を作ってくれたキャスト、バンドメンバー、スタッフ、そしてすべての同僚に感謝します。

Posted by die